打ち出し始め!

模型が完成したので実際に作り始めます。




ちなみにモチーフは『薔薇』


















今回はシルバー950、1.2mm厚の板を使用。






まずは板にマジックで図柄を描き、

針石目という鏨で線の上に点を打っていきます。


















これをすると、火を当てても印が消えないで残っててくれます。


こんな感じで軽く印を付けました。


















次に板を焼き鈍したあと、裏から木鎚を使って板を打ち出します。
(下には砂袋を敷いておきます)


















こんな感じで盛り上がります。


















この時の高さが後々の仕事に影響してきます。







次にヤニ付け。

これが使う道具です。


















まず板の裏に菜種油を薄く塗ります。
※菜種油を塗るとヤニのくいつきが良くなるため。


















その後ヤニのかけらを板にのせて先に溶かします。
※そのままヤニに付けると空気が入る恐れがあるため。


















最後にヤニ台を炙って、板を乗せます。
























これでヤニ付け完成。

ようやく鏨作業に入れます。








打ち出しで面倒くさいのは鏨作業した後に

ヤニ台から取って、付けてを繰り返す事なんですよね〜





まぁ何度も取ったり付けたりするので大変ですがクオリティ上げる為に頑張ります!



では続きの作業はまた更新します。



バーイ!

コメント

匿名 さんのコメント…
私が中世ヨーロッパのギルディング技法のクラスで学んでいた時は、金箔も自分のお金で購入しながら練習していたので、お財布にきつかったです。ゴールドリーフ(金箔)でも、純度や生産地によって輝きも値段もかなり変わりますからね。

制作に使うシルバーなどは自分で購入するんですよね?ゴールドやプラチナなどを使って、制作したことはありますか?M
てら さんの投稿…
コメントありがとうございます。
基本的に自分で使う道具は自腹です。なので最近の貴金属の高騰で材料費が高くなってしまって困ってます(泣)

まだプラチナを使って制作した事はありませんが、ゴールドを使って制作をした事はありますよ。以前、田中貴金属工業の受託事業で20kgの純金を使ってオブジェを制作しました。一人当たり2kgの金をもらって制作出来たのでとても勉強になりました。多分もうあの量の純金で制作するチャンスは無いと思いますね(笑)

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