デッサン!

ども!

先日、東京芸大の学部入試が行われ、4年ぶりに試験官をやってきました。





工芸科の一次試験は鉛筆デッサン。






みんなの描いている姿を見ていたら久しぶりに描いてみたくなりました〜

まぁ6〜7時間ぶっ続けで集中なんて、もうできないですけどねw











今回は昔やったデッサンプロセスの紹介を…



モチーフは「ゲタ」さん。


鉛筆はハイユニの5B〜8H、ステッドラーの6B〜8Hを使います。

あとはティッシュ、ガーゼ(新品と使い古し)、練りゴム、消しゴム、さっ筆も。

聞きなれない道具もあると思いますが、

自分は時間短縮のために色々と使い分けています。





まずはラフに描き出し/15分
大きく鉛筆を動かしながら構図、比率を意識しながら進めていきます。





































目立つ場所を軽く決めて印象チェック/30分
モチーフらしさが一番出ているところ(コントラストの強い部分)を中心に。





































影側にも手を入れて少しずつ具体的に/1時間
反対側(逆の顔側、服のヒダの反対など)を決めながら印象を修正していく。





































バラバラになってもいいので少し描き込む/2時間
目立つところ以外(形の見えにくい部分)を観察しながら形を追う。





































影側をこすったり、練りゴムで大きくとったりして、
もう一度光の印象を取り戻す/3時間
しっかり描き込んでいれば一度壊しても気になりません。





































体を中心に再び描き込み/4時間
空間、全体感を意識しながら具体的にしていく。





































体に合わせて頭部もガンガン描き込む/5時間
顔は体よりもガッツリ描き込みます。





































光の印象、不自然な黒、余白等を整えて終了/6時間
ここでは全体感だけ意識して、描き込む作業はしません。





































これは大学2年?くらいの時にデモンストレーションで描いた一例です。

ちょっと描くスピードが速いタイプなので、

当時はもっとよく観察しろ!形をもっと直せ!って怒られてましたw








他には「モリエール」さん。





































「ブルータス」さんなどなど…





































こんな感じで私たちは東京芸大に入るためにデッサン力(観る力)を鍛えます。

このおかげで今の作品作りが出来ている!といっても過言ではありません。



どのジャンルでも基礎力は大事ですね。











それではまた更新します!

ばーい!

Auf Wiedersehen!

Servus!










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