木目金に挑戦!

ども!

師走はあっという間に過ぎて行きますね〜


今年も残すところあとわずか。

飲み会ばっかりですが体調崩さないように気をつけましょう。









ではこの前チャレンジした木目金の制作行程を紹介。
※木目金とは種類の異なる金属を何枚か重ね、接合し、
彫って延ばして木目状の模様を作る日本の伝統金工技法の一種




勢いで末川さんと泰一郎と三人で制作デス!






今回使用した材料


左上『銅』、右上『純銀』、左下『赤銅(金と銅の合金)』、

右下『並四分一(銀と銅の合金)』


















40×40×0.8mmの厚みの板を計10枚使用。




まず始めに、材料の板を炭研ぎをして平面出しと酸化膜除去を行います。


その後、順番に研いだ面を触らないよう板を積み上げていきます。
























積み終わったらボルトでしっかり締めて圧力をかけます。


















次に、板の接合を補助するフラックスを大量に塗って、

周りを砥の粉でコーティングして酸化を防ぎます。
(チョコクリームみたいなのが砥の粉さんです)


















その後、窯入れなんですが

初挑戦だったのでビビって窯の温度を760℃に設定する事に。








…待つ事約5時間…
























みんなでドキドキ取り出します。



これが完成した地金!


















…なんですが、うまく接合出来てなくて失敗…


温度が低かったのか、時間が短かったのか。













気を取り直して翌日に再チャレンジ!


温度を800℃にして時間を6時間に変更。
























今回はうまく出来たかなぁと思ったんですが、

…やっぱりハプニングはつきものですねw







数枚溶けてしまったんですが、なんとか接合出来ました。

良かった良かったw







出来た地金を金槌で鍛えていきます。
























その後、焼き鈍してから、ローラーでキレイに延ばします。
















次に模様を作る為にドリルで軽く溝を付けていきます。
(他には鏨で彫ったり、リューターで加工したりして模様を作ります)
















これが全部終わったとこ〜

泰一郎お疲れ!
























最後に圧延ローラーで延ばして平らな状態に。
























これが完成品。

初の木目金!
















タンパン酢を塗ったらこんな感じで色が変わります。
(きちんと研いで色上げするともっとキレイに色が出る…はずw)

茶色が銅、白が銀、グレーが四分一、黒が赤銅です。



ちょっと木目というより苺みたいな模様になっちゃいましたw







今度作るとしたら

重ねる板の枚数を20枚くらいにするのと、

模様の作り方を広く浅く加工する二点ですね。





あとは窯に使用中の張り紙貼る事かなww











では来年はこの地金を使ってジュエリーを作ってみたいと思います。


来年もバリバリ制作するぞー!








では皆さん良いお年をー!

Frohe Weihnachten und einen guten Rutschins neue Jahr!

コメント

人気の投稿