オットー・クンツリ展

ども!

先日、オットー・クンツリ氏の個展に伴い、

お手伝いとして日本に一時帰国していました。 



ミュンヘンのジュエリークラスを退官を記念して行われてきた個展、

(ドイツ・ミュンヘン、スイス・ローザンヌ) 最後の場所として

目黒にある庭園美術館で始まりました。 



庭園美術館は重要文化財にもなっているアールデコ洋式の残る素敵な美術館で、

昨年、新館も完成しました。 



オットー氏はこの展示の為に何度もこの場所を訪れ、

調査や計画を行ってきたそうです。 

ドイツとのシステムの違いで色々と苦労したそうですが、

完成された展示にはとても感激しました。 


空間を贅沢に使用したインスタレーションは、作品の存在感を強め、

かつ室内装飾も引き立たせるという効果を生み出し、 観客を魅了していました。

ジュエリーの見せ方にも重点を置くオットー氏ならではの展示だったと思います。 


絵画に合う展示とは?彫刻に、映像に合うのは?などと同じように、

ジュエリーにもそれは存在します。 

彼はそれを実際に見せてくれたのだと思います。 



私はこの展示を通し、

日本の方にもジュエリーに対する新しい印象を持ってもらいたいと思っています。 





日本でのジュエリーの歴史はとても短く、(諸説ありますが)

和装から洋装の変化に伴ってファッションの一部として

西洋装身具が取り入れられてきました。 

流行の激しいファッションと共に認知されている

安価なファッションジュエリー/コスチュームジュエリーや

富や権力の象徴としてのハイジュエリー/ファインジュエリーが

一般的に浸透していると思います。 


しかし、世界に目を向けてみると、

そのようなジュエリーの存在価値に疑問を投げかけたムーブメントが起こり、

コンテン ポラリージュエリーというジャンルが誕生しました。

ジュエリーの持つ身体的、精神的、装飾的、社会的な意味を再度考え始めたのです。 





まだまだ私も勉強中なので偉そうな事は言えませんが、 

この展示ではコンテンポラリージュエリー界の第一人者として活動してきた

オットーの世界が十分に味わえると思います。 





これはアートかジュエリーか...そんな事は気にせずじっくり鑑賞してみて下さい。

作品についての解説も入り口で配布しているので、読みながらの鑑賞をおすすめします。 



その中で一人でも多くの方が新しいジュエリーの世界に興味を持ってくださる事を祈っています。 
庭園美術館の回し者ではございません











世界で活躍できる日本人作家目指して頑張ります〜

制作制作







ではまた更新します! 

Auf Wiedersehen!

Servus! 


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