留学して感じた事

ども!


今回は最近感じた事を書きます。









今学期に入ってから、ジュエリークラスのアシスタントをしている

鎌田治郎さんのお手伝いを何回かさせて頂きました。
※青森県出身の作家さんで、世界中で活躍しているアカデミーの大先輩です。
 作品もホームページもカッコいいので是非見て下さい!
 http://www.jirokamata.com


















手伝いの作業工程はいたって単純なものばかり。

丸カン(輪っか)を作ったり、パーツを切り出したり、ロウ付けしたり…












まず手伝ってみて一番感じたのは、作業スピードの違い。




同じ行程を同時にスタートしても数時間の差がつくほどに。

作家で成功する為の一つには制作に時間をかけていられないんですね。


個展をするとなるとスペースをうめる為に数が必要になってきたり、

ギャラリーからの注文で期限内に提出しなければならなかったり。




時間短縮もかなり重要な要素になってきます。

当たり前のようですが、良いものを速く!が大切なんですね。











もう一つは時間短縮にも繋がりますが、的確なプロセス、技術です。




自分と治郎さんは違う学校で技術を学んだので少し違う所があります。

まぁキャリアの長さが一番違いますが…



私はまだまだ無駄な仕事(ゴールと同じくらい行程を大事にしている)が

多いと感じましたね。

治郎さんは完成に向けて最短の行程で、無駄を省いて制作している感じ。



習った事を真面目に全行程を行なう必要は無く、

大事なポイントを抑える事が重要なんですね。











今回の手伝いではそのようなプロセス部分についても細かく教えて頂きました。




例えば、

この材料の、この厚みの時は糸ノコの刃(様々な太さ有り)はいくつを

使うのがベストか。

糸ノコの使い方はこれくらいの角度の方が良いだとか、

スリ板はこんな風にして加工している、

など、細かく教えてくれました。



オススメの工具や使い方など、自分一人では得られないような情報も

たくさん教えて頂いて本当に勉強になりましたね。













誰とは言いませんが日本の作家さんだと、

この技術は秘密!とか、この行程は見せられない!など

秘密にする人がいたり、いなかったり…






しかし、こっちの作家さん達は違います。

聞けばみんな隠さず教えてくれるし、情報も共有してくれます。


みんなオープン。


どんな材料を使おうが、どんな技法で作ろうが

出来上がった作品は自分の表現したい要素が詰まっているので

他人は関係ないって感じ。





コンセプトと完成形に自信を持ち、もし真似されたとしても

全く違うもので自分が一番!みたいなところが有ると思いますね。
※あくまで私の意見で、もしかしたら怒っている作家さんもいるかもしれませんが…












オットーやヘレン、ダービットとかもそうですが、

実際に作家として成功している人達の仕事を生で体験出来るのは

本当に幸運だと感じました。





きっと日本でも作家になりたい学生は多いと思うので、

早い段階で好きな作家さん、先生、先輩などを見つけて

仕事を一緒にさせてもらえると成功の近道になるんじゃないかと思います。









まだ作家として成功も何もしていない私ですが、

この一年半で一番重要だなぁと感じたのでとりあえずブログに書きました。









長々すみません。
















それではまた更新します!

バーイ!

Servus!

Auf Wiedersehen!













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