25th International Symposium of Contemporary Jewelry in Turnov その1

Guten Tag. Servus!





ひょんなことから6月頭の2週間、チェコのトゥルノフで開催された「25th International Symposium of Contemporary Jewelry」というシンポジウムに参加させていただきました。 

このイベントでは多国籍のジュエリー作家11人が選ばれ、展示、滞在制作、レクチャーなどを通して交流を深めていくことを目的としていました。約2年に一度、25回目ともあって歴代参加者の中には著名な方も多くいました。
(今回参加していた人はチェコ、スロバキア、ドイツ、フィンランド、オーストラリア、南アフリカと日本。私は一番の若造でした)

また、ガーネットや鉱石の産地ということもあり工場見学や採掘場散策も行なって作品制作へと結びつけたり、地元の方々やジュエリー作家、学生達ともたくさんの交流がありました。





今回は前半部分を紹介します。





まず始めは地元美術館での展示風景。


各自ショーケースとポスターが準備されていました。

私は最新作の「OMAMORI」シリーズを展示。


他の階ではガーネット、鉱石の博物館的な資料スペース、ジュエリー産業の歴史スペース、アンティークジュエリーコーナー、そしてこのシンポジウムの歴代参加者コーナーなどが常設でありました。

オープニングにも多くの市民の来場やラジオ等の取材もあり、とても盛り上がっていたと思います。





次はガーネット工場見学。


ここに住んでいる多くの方々がこの工場で働いていました。

石の選別から研磨(手作業と機械)、ジュエリー部分制作、石留め、組み立て、研磨等様々な部署で構成されており、伝統と歴史を感じることができました。


手作業では昔ながらの方法で職人さんたちが1つずつ丁寧に仕事をし、機械作業は一度に何十個もの石を流れ作業で研磨していました。

この対比が個人的には凄く興味深い光景でした。


この機械の構造と作動音にテンション上がりまくりでした。ホントかっこ良かった…





 次は車で30分程にある大きな国立の自然公園へ。


ヨーロッパの大自然の中をみんなでハイキング。

ここには岩盤に多くのレリーフが彫られていたり、またクライミングでも有名でこの日も何人かのクライマーさんたちが断崖絶壁にチャレンジしていました。


眺めも最高で有名な観光地らしいです。見えにくいですが実はクライマーさんが2人座っています。
さてどこにいるでしょうか。
(わからない人は連絡ください。笑)





最後は鉱石の採掘場散策へ。


炎天下の中、各自制作に使うための材料調達を行いました。

ハンマーと鑿をもらって自由行動。


この緑色の部分が鉱石です。これは確か蛍石。
いたるところにこのような鉱石があり、自由に採掘、持ち帰りOKという太っ腹な対応でした。

ですが意外に重労働で私と何人かは早めに日陰へ逃げ込んでいました。
直射日光はキツイ!





前半戦はこんな感じの日程でした。
他にも学生の卒展見学、地元出身の有名作家さん宅訪問、ガラス鋳造工場見学などにも行きましたが長いのでこの辺で終わります。

後半戦はまた投稿します。





それではまた!

Bis nächstes Mal. Auf Wiedersehen!

 Viele Grüße und Schönen Tag noch!





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