OMAMORI

Guten Tag. Servus! 





今回はDiplomaで制作した「OMAMORI」シリーズの詳細を説明します。





まずは着用者(購入者)に板の中から好きなテクスチャーを選んでもらいます。
(種類は大きく分けて8種類くらい)



そして、その着用者から「中にしまいたい何か」を提供してもらいます。

例えば、写真や手紙、衣類の一部などの思い出の品や願い事を書いた短冊などです。
(それらを和紙で包んで中に収納します。)



その後、箱状に折りたたみ、最後に紐をつけてペンダント作品の完成させます。
(大きさはちょうどスマートフォンと同じくらいのサイズ)



中身については私と着用者の二人しかわかりません。

また、再度開けることもできません。もし開けたければ壊すしかありません。





私の考える装身具作品とは「容れ物」です。ヒトの願望や欲望、感情を内包する容器だと考えます。
この容器が空っぽの状態ではまだ装身具作品として完成されていません。それは小さな彫刻、飾り、オブジェという状態です。
その造形物を身につけたいという想いが生まれた時、初めて装身具作品になると思います。

この作品は私と着用者が装身具作品を完成させる工程を共有します。出来上がった作品は着用者にとって唯一無二の存在になるはずです。
この工程を通し、装身具が持つ表面的な装飾要素以外にも存在するヒトとの関係性について注目してもらえればと思っています。
装身具作品とは受け身ではない体感するアート作品ではないでしょうか。





それではまた次回。

Bis nächstes Mal. Auf Wiedersehen! Viele Grüße und Schönen Tag noch!





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